KIKUSUI TECHNOLOGY

自動質量制御装置


微粉末、顆粒にかかわらず、錠剤(製品)の圧縮厚みを一定にして成形を行いますと、製品質量と成形圧力との間には一定の比例関係が生じます。製品重量が増加したときには成形圧力も増加し、製品重量が減少したときには成形圧力も減少します。本装置は上記の比例関係を利用し、安定した製品質量を保つために打錠機を制御するものです。すべての成形圧力は圧縮部に内蔵された成形圧力検出用ロードセル(ストレンゲージ)によって測定され、圧力波形は本装置へ出力されます。本装置では入力された圧力波形(アナログ)を高速にデジタル変換し、予め決められた各設定値と比較し、打錠機にフィードバックします。

機能概要
自動重量制御とは、圧縮厚みを一定にして粉末を成形したとき、製品質量と成形圧力の間に比例関係が成り立つ原理に基づき質量制御をおこなう制御方法をいいます。
質量の上下限を成形圧力の上下限に換算して設定し、
1、全製品の質量制御
2、質量不良品の系外排除
3、質量不良の連続発生時または突発的な異常圧力時の機械停止
の各機能を備えた装置です。